トイレの仕様の見分け方

トイレの仕様の見分け方についてご説明致します。

トイレの仕様の違いの1つは、素材の違い。

大きく分けて「陶器」か「樹脂系」に分けられます。

この素材の違いは、どちらが良い悪いという話ではありませんが、それぞれに特徴があります。

筆者は樹脂系の方が好みなのですが、陶器では難しい形状に成形することができるため、形状による機能を付与することが可能です。

例えば、弊社の標準仕様のアラウーノは、便器のフチを3ミリほど立ち上げる形状にすることで、タレガードと呼ばれるタレを防ぐ機能を付与しています。

また、デザイン性に関しても、この形状の自由度が影響しており、樹脂系のトイレの方が一般的にスタイリッシュです。

年配の方などの中には、「やっぱりトイレは陶器だろう」とおっしゃる方もたまにおられます。

 

次の仕様の違いに参ります。

2つ目の違いは「タンク付き」「タンクレス」の違いです。

 

上の2つは、同じパナソニックのアラウーノのタンク付きタイプとタンクレスタイプです。

パナソニックのアラウーノはタンク付きでも比較的スタイリッシュな作りですが、やはり、タンクレスの方がスタイリッシュではないでしょうか?

タンク付きタイプのメリットは、タンクに手洗いが付いていることが多いため、別に手洗い装置を付ける必要がなく、コストが抑えられるという点です。

逆に、タンクレスタイプの方は、便器とは別に手洗いを付ける必要がありますので、必然的に合計コストは高くなります。

この辺りのコスト感は、プロの説明を受けなければ気づきにくい点かもしれませんね。

ただ、私たち業界人は、トイレを見ただけで、ある程度その建物全体の設備仕様が想像できると言いますか…、「トイレにタンク付きを採用しているということは、きっと他の設備関係も予算を絞り気味で企画しているだろうな…給湯やコンロも、ガス系かな?」などと予測します。

たかがトイレの仕様ですが、仕様の選び方というのは「建築コスト重視」か「品質重視」かで二分化する場合が多いので、トイレの仕様だけで建物全体の仕様も予測できますし、この予測が結構な確率で正解するものなのです。

建売物件やメーカーの標準仕様を見極める上で、そのハウスメーカーの方針が垣間見える、面白い見分けポイントかなと思います。